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災害対策のテーマ企画3 備蓄品とマイクロチップ [2016フェスティバル]

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【動物のための備蓄品の用意】

ライフラインの寸断、緊急避難などに備え必要な物資の備蓄をしましょう。避難所では人に対する準備はされていますが、飼っている動物に対する備えは基本的に飼い主の責任になります。

また救援物資が届くまでには時間がかかります。少なくとも5日分は用意しておきましょう。

持ち出し品には優先順位を付け、優先度の高いものはすぐに持ち出せるようにしましょう。その他の物は分かりやすいところにまとめて保管し、状況に応じて判断しましょう。



優先順位1:命や健康にかかわるもの
 ●療法食・薬
 ●フード、水(5日分以上)
 ●予備の首輪、リード(伸びないもの)
 ●食器
 ●ガムテープ(ケージの補修など多用途に使用可能)
 ●ケージ


この他にも飼主の連絡先、動物の写真、ワクチン接種歴、ペットシーツ、タオル・ブラシなど色々あったらよいものもありますね。


札幌の動物管理センターで展示されてりるペットのための備蓄品グッズ


ワンちゃんの場合
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猫ちゃんの場合
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今回はこれらの資料を参考に具体的に備蓄しておいた方が良い7日分の備蓄品を展示してみようと思います。

実際に現実のものを見ると実感がわくのではないでしょうか?




【マイクロチップを見直そう】

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震災により不幸になるのは人間だけでなく、家族であるワンちゃん達も同じです。今回の震災でも、保護されたワンちゃんが、マイクロチップにより飼い主が判明したケースが既に報告されています。
これからも保護されるワンちゃん達は増え続け、小さなマイクロチップ1つで飼い主様、ワンちゃん達の運命がまったく変わってしまう事もあるでしょう。
 飼い主様と離れ離れになったワンちゃん達が戻って来るだけで、飼い主様に生きる力・喜びをを与えてくれる事でしょう。それはワンちゃん達も同じだと思います。
我々江別市小動物開業獣医師会もマイクロチップ普及に力を入れてきましたが、そこで解った事は、身元不明になり保護されるワンちゃん達の多くは今回のような震災だけが原因ではなく、散歩中首輪が外れたり、大きな音などに驚いて逃げてしまうなど、身近にいつでも起こりうるという事です。
 マイクロチップがあればそのような時でもすぐに飼い主様が判明し、帰って来れるのです。
マイクロチップは直径2mm、全長約12mmの円筒形で安全性・耐久性は高く、背側頚部皮下に埋め込みます。今まで当会で入れたワンちゃん達に問題が起こったことは一度もありません。
飼い主様の感想も「注射をするのとほぼ同じ感覚なので安心しました」とのことでした。
マイクロチップが入っているだけで、飼い主様の安心にもなると思います。
ワンちゃん達のために、もう一度マイクロチップについて考えてみてはどうでしょうか?


【当会におけるマイクロチップ啓蒙活動】


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マイクロチップ普及推進のため、当会では動物愛護フェスティバル会場にてマイクロチップに関する説明と 実際の挿入デモンストレーションを行いました





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実際のマイクロチップ挿入風景




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